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ジョン・ライドン、みんなには嫌いだと言っているけれど実は密かに好きな曲/カラオケで歌う曲/人生を変えた曲/自身の葬式で流してほしい曲など語る

2025/05/11 21:56掲載
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John Lydon
John Lydon
セックス・ピストルズ(Sex Pistols)パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd/PiL)ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン/John Lydon)が「最初に恋に落ちた曲」「カラオケで歌う曲」「みんなには嫌いだと言っているけれど、実は密かに好きな曲」「なぜか歌詞を全部知っている曲」「俺の人生を変えた曲」「泣ける曲」「自身の葬式で流してほしい曲」を語っています。英ガーディアン紙企画。

■最初に恋に落ちた曲

「子供の頃、ジーン・ヴィンセントが大好きだった。それから、両親がザ・キンクスの“You Really Got Me”を買ってくれた。そのギターがとても力強くて素晴らしいことに衝撃を受けたよ。レイ・デイヴィスは英国屈指のソングライターの一人だ」



■カラオケで歌う曲

「カラオケは嫌い。酔っ払った仲間たちの期待があまりにもしんどいので、いつも恥ずかしくて最悪だ。ロイ・オービソンになりきって歌うよりも、その時間をお酒を飲んで過ごしたい」

■みんなには嫌いだと言っているけれど、実は密かに好きな曲

「レディー・ガガとブルーノ・マーズの“Die With a Smile”は、大衆消費向けに書かれた曲かもしれない。俺自身は商売気はないが、それでも企業の理念が嫌いというわけではない。俺はレディー・ガガがずっと大好きだ。彼女の歌い方が本当に好き。とても素晴らしいと思うよ」



■なぜか歌詞を全部知っている曲

「ドアーズの“The Spy”と“Waiting for the Sun”が頭から離れない。どちらも普通のロックンロールとは異なる要素の完璧な調和と可能性を兼ね備えているように見える。間違いなく素晴らしいバンドだ」



■俺の人生を変えた曲

「キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンドの“Moonlight on Vermont”を初めて聴いたとき、信じられないほど馬鹿げた曲だと思った。でも、キャプテンが♪Gimme dat ole time religion~と歌い始めた瞬間にハッとさせられた。そのユーモアを感じると同時に、音楽はそんなに厳格なスタンザ(詩節)やヴァース(Aメロ)、コーラス(サビ)で捉えるべきではないという巧妙さにも気づいた。これは音楽に対する俺の考え方を完全に変えた、素晴らしい解体作品だよ」



■泣ける曲

「ロイ・オービソンの曲なら何でも。ノラ(フォースター、ライドンの妻で2023年に亡くなりました)はロイ・オービソンが大好きだった。だから心に響くんだ」

■自身の葬式で流してほしい曲

「モーツァルトの“レクイエム”。偉そうだから」